初めてのキャッシングでの注意点!知っておくべき常識・流れ・限度額・審査など徹底解説!

<目次>
キャッシング申込み時の注意点
キャッシング会社を選ぶ

キャッシングを申し込むにあたって、最初にすべきことはキャッシング会社を選ぶことです。まぁ、当たり前のことですね。ですが、非常に重要なことです。
後で詳しく説明しますが、手当たり次第申し込んで、それからどこで実際にキャッシングしようかと考えるのはよくありません。
とはいえ、初めてキャッシングを利用するのにどうやって選んだらいいか分からないかもしれません。キャッシング会社ごとに金利や融資限度額には違いがありますので、まずはきちんと見極める必要があります。
少額融資に強いところ(最大金利が低い)、高額融資に強いところ(最低金利が低い)、無利息期間を設けるなどキャンペーンをウリにしているところ、などあります。これから利用するキャッシングの目的に合わせてキャッシング会社を選びましょう。
手当たり次第申し込むのはNG

さて、とにかく申し込むだけ申し込んで、一番いい条件を出してくれたところからキャッシングしたい、と思うのは人情です。
キャッシング以外のことであれば、同じ商品を買うにしてもいろんな店を回って一番安いお店で買ったり、とりあえず見積依頼を出して、一番安いところにお願いする、というのはごくごく普通のことです。
それがなぜ、キャッシングではやってはいけないのか、それは、数多く申し込むこと自体が審査で不利に働くからです。キャッシング会社は、審査に当たっては外部の信用情報機関から情報を入手しています。
ほとんどのキャッシング会社が共通の信用情報機関を利用しているため、他社で申し込みをしたという事実が筒抜けになってしまうのです。
一気にブラック扱いされるというわけではありませんが、キャッシング会社からすると、他社と同時に借入をされてしまうというのは怖いものです。
自分のところの返済をちゃんとしてくれるのか分かりませんからね。ですので、最初にきちんと選ぶことが重要なのです。
キャッシング会社の横の繋がりに注意!
キャッシング会社同士の情報共有

キャッシング会社同士の情報の共有というのは、今ではかなり進んでいます。その1つの要因が、キャッシングやカードローンの会社のほとんどが業界再編に見舞われた結果、大手銀行のグループ企業となってしまっていることです。
たとえば、三菱東京UFJ銀行系であれば、三菱東京UFJ銀行自身が行っているカードローンのバンクイックがあり、クレジットカード兼キャッシングを行っている三菱UFJニコス、キャッシングのモビットやアコムと、これらはグループ企業ですので当然情報は共有されます。
三井住友銀行系でも同じように、三井住友銀行自身がカードローンを取り扱っていて、さらにクレジットカード兼キャッシングを行っている三井住友VISA、キャッシングのプロミスとあります。
キャッシング会社の横の繋がり
それでは、グループ企業ではないキャッシング会社ではどうなのでしょうか?アコムでキャッシングを行っている人が、プロミスに審査に行った場合、グループ外だからということで情報は伝わっていないのでしょうか?
答えはNOです。キャッシング会社の間で共有のデータベースを持っていると考えてください。
なぜ、グループ外の会社とも情報を共有しているのか、それは、キャッシング会社がどうやって利益を上げているのかを考えればわかります。
利益の元となるのはもちろん利息ですが、その利益を減らす、もしくは、損失を出してしまう要因となるのが、貸倒です。貸し付けた相手が返済できないという事態です。これを避けるために各社は情報を共有しているのです。
アコムですでにキャッシングを行っている人がいて、次にプロミスに審査請求をした場合に、アコムですでに借入があるという事実が伏せられたままプロミスが新たに貸付を行ってしまっては、アコムもプロミスもどっちも困るということです。
キャッシングの限度額に注意せよ!
キャッシングの限度額とは

キャッシングの限度額というのは、その人がいくらまで借りられるのかというその限度額で、金融機関から見た時のその人の信用力を表します。
実際に借りる借りないにかかわらず、その人にどれだけお金を貸しても大丈夫なのか、ということを金融機関は考えているわけです。
もちろん本人の希望によって、本来もっと大きな限度額が設定できるような人であったとしても、小さな限度額になることはあるでしょう。
また、信用力を表しているため、新規の利用では限度額が小さく抑えられることが一般的で、そこから利用実績を積んでいくことによって、当初の限度額よりも大きくしてもらえるのが一般的です。もちろん、これはブラックにならずしっかりと返済していることが前提ですが。
キャッシングの種類による限度額
キャッシングは、それ専用の商品もあれば、最近のクレジットカードにはたいていキャッシング機能もついています。
キャッシング専用であれば、その人の信用力が全額、当然キャッシングの限度額になりますが、クレジットカードの場合には、ショッピングの限度額と、キャッシングの限度額とに振り分けられます。
たとえば、その人の信用力によって50万円の限度額が設定されたとすれば、キャッシング専用であればキャッシングの限度額は50万円ですが、クレジットカードの場合には、ショッピングに20万円が当てられて、キャッシングの限度額が30万円になってしまうということです。
なお、50万円を超える限度額を設定したい場合には、源泉徴収票や給与明細、確定申告書などの収入を証明する書類を提出しなければいけないのが一般的です。
銀行系のカードローンなどでは、100万円以下ではそういった書類がいらない商品も多いので、あわせて検討してみてください。
キャッシングの審査に通るためのポイント
審査に通りやすい人とは

どうすればキャッシングの審査に通りやすいかということですが、最も基本的なことは信用力があるということです。信用力があるというのは、安定した収入がある、高収入がある、他に借入がない、というようなことですね。
ですが、こんなすべての条件を満たしているような人であれば、そもそもキャッシングなんか必要ないかもしれません。
キャッシングが必要な人というのは、やはり多少信用に不安な方が多いと思います。そういった方が審査に通るためには、どの金融機関に申し込むのかというのが一つのポイントになります。
金融機関ごとにそれぞれ独自の商品を持っていて、借入限度額や金利はさまざまです。基本的に多額の借入限度額や低金利の商品というのは審査が厳しいものです。
それは、金融機関がリスクが小さいと判断したからこそ、多額の貸付を行えたり、低金利で貸し付けることができるのです。
逆に言えば、もともと借入限度額が小さかったり、金利があまり低くない商品というのは、金融機関がある程度のリスクを承知しているということですので、その分審査も甘くなっています。審査で必要な提出資料も、なるべく少ない商品の方が審査はゆるいでしょう。
申込時点の借入状況
すでに借入がある場合やブラック扱いされている場合は、当然審査に響きます。もともと借入があるにもかかわらず、さらに借入れようというわけですから、金融機関は当然警戒します。
新たなキャッシングを申し込む前に、もともとの借入が何とか返済できないか、少しでも返済できないか考えてみましょう。
ご両親やご友人から、ごくごく短期間だけでも借りることはできないでしょうか。職場との信頼関係があれば、お給料の前借ができると良いかもしれません。
ただし、審査が終わり次第すぐにお返ししましょうね。くれぐれも職場での金銭関係がブラックにならないように注意してください。また、新たなキャッシングで返せばいいやと使ってしまわないようにしましょう。
銀行系キャッシングは低金利って本当?
銀行系キャッシングは低金利?

銀行系のキャッシングというのは、商品名としてはカードローンになっています。これはイメージの問題で、銀行はキャッシングという言葉を使いたくないようですね。
ですが、カードローンの仕組みはキャッシングと全く同じものです。では、その金利がどうなのかというと、確かに消費者金融と比較すると低金利です。
もちろん、銀行ごとに金利は違いますので、最低金利が低金利だったり、最高金利が低金利だったり、バランスよく低金利だったりとその特徴はさまざまです。
銀行系キャッシングが低金利の理由
銀行系キャッシングが低金利な理由は、一言で言ってしまえば厳しく審査しているからですね。あくまで消費者金融と比較してですが。キャッシングが貸倒れる可能性が消費者金融よりも低いので、消費者金融比較すると低金利でキャッシングができるわけです。
そして、もう1つの大きな理由が、今や消費者金融のほとんどがどこの銀行の傘下にあるということです。つまり、銀行と消費者金融の間では顧客の奪い合いは基本的には起こらず、棲み分けが行われているということです。

銀行系キャッシングはできるだけ信用の高い層を、消費者金融では比較的信用の低い層をターゲットにしていて、それ向けの商品を作っているのです。
あくまで、銀行系キャッシングの競争相手は他行の銀行系キャッシングであり、消費者金融の競争相手も他の消費者金融ということです。
低金利ということにだけ注目するのであれば、やはりネット銀行がその低コストを武器に低金利戦略を打ち出していますね。特に突出しているのは、次の2社でしょうか。
・住信SBI銀行ネットローン 3.5%~10% 融資限度額700万円
・オリックス銀行カードローン 3%~17.8% 融資限度額800万円
キャッシングの保証人について
保証人について

保証人とは、債務者の返済が万が一滞った時に、債務者に代わって債務の返済を行う人のことです。では、保証人が返済してくれれば債務がチャラになるのかというと、そんなことはありません。
今度はその保証人に対して返済しなければいけません。貸付を行う金融機関からすれば、保証人がいることによって、債務者本人と保証人との2か所から回収が期待できるため、保証人がいるといないとでは信用力が大きく異なるのです。
それでは、キャッシングを行うにあたっては保証人が必要なのでしょうか?答えはNOです。今ではどのキャッシング会社であったとしても、保証人はいらないでしょう。
それは、キャッシング会社が敷居を低くしているということもありますが、キャッシングに限らずどの借入についても保証会社の抬頭により保証人が不要というのが流行ということが大きな要因でしょう。
保証会社とは

保証会社とは、債務者が保証人を用意する代わりに、保証料を支払うことによって保証人の役目を担ってくれる会社のことです。
保証料というのは、借入金額に対して一定率で求められることが一般的で、保証会社はこの保証料を収益にして、債務者から回収できないリスクを負っているわけです。
保証会社が会社として成り立っていますので、保証人や保証会社がいなかったとしても、保証料相当を金利に上乗せしていればキャッシング会社は困らないということです。
これが、キャッシングが他の借入と比較した時に、高金利になっている要因の1つでもあります。
なお、カードローンのキャッシングでは、保証人不要で、提携保証会社の保証を保証料無料で受けるという商品が多くありますが、これも保証料が無料というのは建前で、あらかじめ金利に上乗せされていると考えてよいでしょう。